㈱恋人屋 ONCE!
家に帰ると、ドアの前に膨れたレジ袋が置いてあった。
「?」
中には、色々なマッサージ器具が入っていた。そして、手紙も。
「えっと?」
手紙は、菜月くんからだった。
「『前来た時に思ったけど、紗姫って忙しさについていけてないんだろ?たまにはこれでも使って、ゆっくりしろよ。』か…。」
菜月くんらしいな、なんて思っていると、上から水滴が。…雨なんて降ってたっけ…?続いて、眠気が襲ってきた。それもそのはず、今は午前一時半。いつもの私なら、とっくに寝ている。
早く中に入ろう、と思ったけど、どんどん眠気が襲ってくる。そしてそのまま私は、眠りに着いてしまった…。
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