㈱恋人屋 ONCE!
試着室に入り、私は着替えながら思った。
この仕事…かなりアリだな。もういっそ、入った目的なんて忘れられたら…。いやいや、それだとあの人に顔を向けられない。でも…悪くないな、と。
「どう?」
私は試着室の扉を開け、大地くんに服を見せた。白いワンピースの上に、薄く花柄がプリントしてあるトップス。春らしくて、個人的には好きだ。
「あ、めっちゃ似合ってます!これ買っちゃったらどうですか?…っていうか、正確に言うと俺が買うんですけど。」
「え?買ってくれるの!?」
「当然じゃないですか。それくらいの事はしとかないと。」
「本当に!?ありがとっ!」
レジで会計をする大地くん。長い財布からお札が引っ張り出される。
「荷物持ちますよ。」
ここまでしてくれるなんて…。本気で好きになっちゃうかも…。
この仕事…かなりアリだな。もういっそ、入った目的なんて忘れられたら…。いやいや、それだとあの人に顔を向けられない。でも…悪くないな、と。
「どう?」
私は試着室の扉を開け、大地くんに服を見せた。白いワンピースの上に、薄く花柄がプリントしてあるトップス。春らしくて、個人的には好きだ。
「あ、めっちゃ似合ってます!これ買っちゃったらどうですか?…っていうか、正確に言うと俺が買うんですけど。」
「え?買ってくれるの!?」
「当然じゃないですか。それくらいの事はしとかないと。」
「本当に!?ありがとっ!」
レジで会計をする大地くん。長い財布からお札が引っ張り出される。
「荷物持ちますよ。」
ここまでしてくれるなんて…。本気で好きになっちゃうかも…。