㈱恋人屋 ONCE!
私は全てを郁馬に話した。
「なるほどな…。」
「協力…してくれる?」
しばしの沈黙。そして、郁馬は答えた。
「…お前の頼み断ると、後が怖いからな。協力するぜ、俺は。」
「…何よそれ。」
こんな幼馴染だけど、実は結構頼れる存在だったりするのだ。
「さてと、これでメンバーは揃ったな。」
菜月くんの声。
「…?」
「言わなかったか?人数の話。俺達二人を含めて、八人必要だって。」
「えっと…?」
私は数えた。これまで出会った、私の味方を。
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