㈱恋人屋 ONCE!
私達は理さんの研究室…ではなく、視聴覚室という、映像を見るための部屋に案内された。
「ここなら、本部に丁度いいだろ?」
部屋にはいくつものディスプレイやスピーカーが。
「確かに、この作戦には好都合ですね。」
「さてと…じゃあ、とりあえず招集かけるか。」
「え?まだ早くないですか?」
時計の針は、まだ五時半も指していなかった。
「いいんだよ。ここからの時間を計算すると…。」
「あ、別に説明は…。」
やっぱり、理系人間の性が出てしまうようだ。
「とにかく、招集だ、招集。」
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