㈱恋人屋 ONCE!
友也班長の声で歩き出す彼。
「えっと、新海菜月…。」
「あ、敬語使わなくていいよ。」
「えっと…よ、よろしく。」
どこかぎこちない感じになってしまう。ここで話が途切れると、せっかくのイケメンとの出会いを見過ごすことになるかも…。
「そういえば『菜月』って字…。」
「よく言われる。女子みたいだって。」
「そう?私は別にそんなことないと思うけど…。」
本当は、私も思っていたのだが。
「私の方が、女子っぽいと思うよ。」
「だって、本物の女子だからな。」
「『紗』に『姫』なんて…。」
「えっと…紗姫…?」
「あれ?私、名前言ってなかったっけ?」
「えっと、新海菜月…。」
「あ、敬語使わなくていいよ。」
「えっと…よ、よろしく。」
どこかぎこちない感じになってしまう。ここで話が途切れると、せっかくのイケメンとの出会いを見過ごすことになるかも…。
「そういえば『菜月』って字…。」
「よく言われる。女子みたいだって。」
「そう?私は別にそんなことないと思うけど…。」
本当は、私も思っていたのだが。
「私の方が、女子っぽいと思うよ。」
「だって、本物の女子だからな。」
「『紗』に『姫』なんて…。」
「えっと…紗姫…?」
「あれ?私、名前言ってなかったっけ?」