㈱恋人屋 ONCE!
「ふぅ…。」
あの後、私は晴明さんの店を手伝うことになった。…店の裏側も見れるので、恋人師としての私にとってはラッキーだった。
「あ、じゃあここお願いします。」
膨大な量の本を、右から左へ、左から右へ。この飽き飽きするような単純作業を、もうかれこれ三時間はやっているだろうか。それでも、一向に終わりが見えない。…断った方がよかったかな…。
「あの…私、いつまで手伝うんですか…?」
晴明さんは笑顔で答えた。
「終わるまで、ですかね。」
「そんな~…。」
後で残業代とバイト代を請求しておこう。そうじゃないと、この労働の対価を得られない。
…もちろん、今日の晴明さんとのデートは別腹だけど。
あの後、私は晴明さんの店を手伝うことになった。…店の裏側も見れるので、恋人師としての私にとってはラッキーだった。
「あ、じゃあここお願いします。」
膨大な量の本を、右から左へ、左から右へ。この飽き飽きするような単純作業を、もうかれこれ三時間はやっているだろうか。それでも、一向に終わりが見えない。…断った方がよかったかな…。
「あの…私、いつまで手伝うんですか…?」
晴明さんは笑顔で答えた。
「終わるまで、ですかね。」
「そんな~…。」
後で残業代とバイト代を請求しておこう。そうじゃないと、この労働の対価を得られない。
…もちろん、今日の晴明さんとのデートは別腹だけど。