小学生と隣の狼さん
俺は、そこでようやく気付いた。
夏花とーー、ちゃんと話せてたーー。
や。なんか、仲直り早くね?笑
俺と夏花は、それぐらい強い仲で結ばれているのだと気づいた。

どうやら、今日の集まりは、問題なく
続行みたいだ。

「…ねえねえっ!鈴木くーん」
ぎゃっ!突然、女子から呼ばれた。
「…なに」
「さっきの可愛い女の子、鈴木くんの知り合い?」
あー。夏花のことか。
「ん、まーそんなもん。」
「え〜なにそれ〜。キャハハ。」
やっぱり、女子はケバいものか。
ブリッコみたいな言葉遣いで、ギャルみたいな笑い方…。
俺は、本当にこういう系の女子が苦手なんだ…。
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