小学生と隣の狼さん
俺は、咄嗟に助けようとした。

ガシャンーー

夏花は……大丈夫か?
ふと、唇に違和感を感じた。
ん?なんか、柔らかいような…。
恐る恐る目を開くと、夏花が目の前にいて、目を見開いていた。
そう。夏花が目の前にいて…
ん?夏花が目の前!?
俺は、その光景を良く見て見た。
すると…ーー
嘘…ウソだろ…。
マジか…よ…。
俺は、夏花と………キスをした。
俺の初の…ファーストキス…。
夏花の綺麗な瑠璃色の柔らかい唇に奪われてしまった。
それに、濡れた髪の毛の雫がポタポタ落ちてきて、そんな雰囲気をかもしだしている。
と、いきなり現実に引き戻された俺は、
夏花を押す。
「ごっ、ごめん!!」
謝るが…、もう遅いだろう。
夏花は、顔を真っ赤にし、ブンブンと頭を左右に振っている。
そして、
「また、来るね」
と言い残し、自分の部屋に帰った。
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