小学生と隣の狼さん
ー翌日ー
俺は、早めに家を出た。
今日は、転校生が来るそうだ。
親友の、有永 優馬(ありなが ゆうま)から、聞いた。
優馬とは、中学生からの腐れ縁で、たまたま高校も同じだったから、奇跡と思っている。
んで、優馬は、可愛い彼女がいる。
クソぉーーーー!!!リア充めー!!!
と、叫びたいところを俺は抑えた。
「はあ。」
ため息をつくと幸せが逃げるなんて言うけど、もう俺のところには、幸せすらないんだよ…。
俺は、淋しく早足で学校へ向かった。