鎖に縛れたお姫様
再び瞼を開けるとママが泣いている
「ママ…」
「みぃっ、起きたのねっ」
ここは病院?
「あの方は誰ですか…?」
「初めまして。中野 優花と申します」
「これから、あなたのメイドになるの。仲良くしなさいよ?」
ママは泣きながらも笑っている。それがとても綺麗だ
どうして私はママみたいに綺麗じゃあないのだろうか…
身体を動かそうとすると
「痛ッッ」
「みぃ…、今は安静にしてて…」
そうか…私、ヤられたんだ
また涙がこぼれる
「みぃ…ごめんね…、私が目を外すから…」
「ママ…泣かないで…?」
「…あ、私、お医者さん呼ばないと」
そう言って部屋を後にした
「…優花さん、これからよろしくね?」
ニコっと笑うとなぜか顔が赤い
なんでだろう?