鎖に縛れたお姫様




「…ス、ブス、おいっブス」


「え?なぁに?」

「“なぁに?”じゃ、ねぇーよブス」


輝はため息をする


「ごめんごめん…で?なぁに?」


「だーかーらぁー、あとちょっとで学年合同のキャンプがあるだろ?」

「う、うん」


たしか、この前 先生 そんなこと言ってたね…


「それでさ、一緒の部屋にならね?」

「残念でした。それは無理よ」

「あ?んでだよ」


あらあら、不機嫌ね



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