鎖に縛れたお姫様








校長先生と別れ 的場蓮の車のなかにいる



「…どういう意味ですか?」


「ああ?なにがだよ?」




彼は知っているはずなのに知らないふりをしてる




「どうしてあなたがいるの?
まだ一週間もあるじゃない…」




彼は舌打ちをしながら喋りだす





「ちょっと予定がづれたんだ、
明日、パーティーがある、今日中に準備しとけよ」





「…はい」




彼の目は黒真珠みたいにただただ、綺麗で、でも何処か寂しい色をしている。



私は彼に聞こえないようにため息をした



















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