鎖に縛れたお姫様
「美優ちゃん、このドレスも似合うわよ?」
「うぅん、私、このドレスでいきたいの」
このドレスは昔、ママが着ていたものだ。
ガチャ
「星月美優、準備出来たか?」
「ええ…」
私は優花さんの顔を盗み見ると
なぜか眉間の皺がよって手に力を入れている。
たまあにだけど、優花さんが男に見えるときがある
すると私の視線が気づいたのかこちらをみて“いってらっしゃい”と
笑顔で言う
もちろん私も“いってきます”と言い返す