鎖に縛れたお姫様








「美優ちゃん、このドレスも似合うわよ?」


「うぅん、私、このドレスでいきたいの」



このドレスは昔、ママが着ていたものだ。





ガチャ

「星月美優、準備出来たか?」


「ええ…」


私は優花さんの顔を盗み見ると
なぜか眉間の皺がよって手に力を入れている。



たまあにだけど、優花さんが男に見えるときがある





すると私の視線が気づいたのかこちらをみて“いってらっしゃい”と
笑顔で言う


もちろん私も“いってきます”と言い返す



















< 113 / 269 >

この作品をシェア

pagetop