鎖に縛れたお姫様






そういえば昨日アイツに なにも言わずに帰ってしまった…




「…私、帰らないと…」



そういった瞬間、薫と忍は眉間の皺がよった


「帰るな」


低いく優しい声がが私の耳元から聞こえる


それは優雅が私を抱きしめているからだ




「ふふっ、優雅、寂しがりやさんだっけ?」


彼はよけいに力を入れ呟く



「ああ、だから行くな…」



やめてよ、


これ以上私をクルシメナイデ。









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