鎖に縛れたお姫様
「おはようございます…」
「ああ、そういえば一昨日、お前の婚約者と会ったんだって?」
「婚約者…?どういう意味?」
優花さんは低い声で彼を睨む
彼は優花さんを見て笑う
「ええ、そうです、まさかあのパーティーが私達のために開かれたなんて…」
「ああ、よかったろ?あの場所?」
…全然よくないわよ
「ええ、よかったです。…着替えるから出ていってくれますか?」
「今のうちに、楽しい時間を作るんだな」
そう言って部屋から出る