鎖に縛れたお姫様
「優花さん…」
私は優花さんに強く抱きしめると、優花さんは一瞬慌てていたけど黙って頭を撫でくれる
「私の婚約者、昔、私を殺そうとした奴だった」
私はそっと首を触る
深く深く切れていて、風が吹くと髪がなびいて、その傷が見える
本当なら首を切られて死ぬんだけど、私は奇跡的に生きている
「な、んだと…」
優花さんは怒りのせいか低い声で私を強く強く、抱きしめている
「ゆ、優花さんっ、痛いっ」
彼女は気がついたのか、力を緩む
「ご、ごめんっ、大丈夫?!」
「ぎっくり腰になりそう」
私はイタズラで不機嫌になると
優花さんはシュンとなる
か、かわいいーっ
イタズラを終え私は学校に向かう