鎖に縛れたお姫様




そうしてご飯を食べ、自由時間だ。





今は風呂に入って体を洗っている。

すると琴乃が“美優って、意外と胸あるのね”と言うから
皆集まって来る


「柔らかーいっ!」やら、「スタイルいいわねぇ」など言いながら、泡だらけの体を手で触られた。


「いやぁぁぁぁっ、皆変態ッ~~」


――――ギャハハハハ。


…なんか壁の方から笑い声が聞こえる。


「そういえば隣、男子湯だわ…」



琴乃が小さい声で言う


『美優ちゃ~ん、俺も触ってやろぉ~かぁ~?』

「薫、変態~」



すると向こうから

――――バコッ


「どうしたのぉ?」


『お嬢さーん、きにしないでいいよー。ちょっと鬼がいるだけだからー』



忍の声がエコーして聞こえる。



…鬼って優雅かな?






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