鎖に縛れたお姫様





「ぶ、ぶぶ、ブスッ!見るなっ!こっち見るなっ!!」


「みんな、真っ赤でちゅね~。よってるんですね~」


「お、お、お、お、お嬢さんっ!や、ヤバイッッッ!」



おぉう…皆、慌ててましゅねぇ~。
酒…。


「えっ?!ちょっっ、君、こっち来ないでぇぇっ!」


「む、胸がぁ見えるるるぅぅ」


皆が騒いでましゅねぇ~

あ、チョコもあるんですね?


「これチョーダイ?」




――――バタバタバタ


おおぅ、倒れた。

そんなに飲むからですよぉ?


「あり?優雅も酔ったんでしゅねぇぇ?きゃはははは~、まっかっかっあぁ~」


「にゃんで、優雅に抱っこちゃれてんの?」

「優雅の抱っこ気持ちいー」


スリスリと頬を優雅の胸にこすりつける。


「優雅っ、大丈夫かっ?!」

「なんとか…な、それより早く、女呼んでくれ」

「優雅ぁぁ、好き好きだーい好きっ」


「ゆ、優雅さんっ!もう少しで女来ますから、たえてくださいっっ!」

「……お、う」

「優雅ぁ、一緒、お風呂はいろぉぉ?」


―――ブブブッ。


「優雅ぁ、鼻血ぃぃ、でてるぅぅ、トイレ行こぉ?」

「今は無理だ…立てねぇ」

「お嬢さん、可愛そうなこと言うな…」

「優雅ぁ、だーいちゅきぃ~」


次はホッペにスリスリする


「だめだ…限界…。」


ポイッと放り出された


「あ、あの、優雅さんがヤラレタッ」


「優雅ぁ、抱っこぉ~」

「勘弁してくれ…」

「うりゃっっ」


輝の声がした瞬間目の前が真っ暗になった


――――ガチャ


「おせぇーぞ」


「ゆ、優雅さんっ」(///▽///)

「おまえっ、この馬鹿を連れ帰ってくれ…」

「なに?あの布団の山、モゾモゾ動いてるけど…」

「あの中にはな、馬鹿がいるんだ。みろ、この状態」

「なんでこの人たち倒れてんの?これ血…?」



あー、琴乃の声だぁ~

「それは、鼻血だ。こいつにヤラレタ」


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