鎖に縛れたお姫様








私はこれ以上あなた達と近づけない


これ以上いたら、あなた達が危険な目にあう…。





本当にありがとう…


この先の未来が残酷だろうとも私は、

あなた達のことは忘れない。




ただ、最後のお別れを言わせて…


「…優雅、輝、忍、薫、あなた達に出会えて本当によかった。
ありがとうっ」



私はこれほどもない満面な笑みをして皆を見た。


皆は顔が赤いけどなんでだろう?



「美優ちゃん、それなんだかお別れのセリフみたいじゃねぇ~の?」


「あ、そうだね?それじゃあ、お別れみたいだね?
じゃあ、言葉を変えていおうかな?」


「美優、お前、どうした?何かあったのか?」


「なにもないよ?ただ、言いたくなったの」





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