鎖に縛れたお姫様






私は昂と別れ、今は料理の方にいる




ん~っ美味しいっ( ;∀;)

でも、…やっぱり、薫のほうがいいな。



落ち込んでいると“どうしましたか?お口にあいませんでしたか?” と
後ろから声がする。


振り返ると40代のおじさんがいる



「あ、いいえ、とっても美味しいですよ、とくにこちらのカボチャのババロアなどが」


「へぇ?そうなんですか?どれどれ…」


「ひゃっ」



ち、痴漢?!

彼は目の前にあるカボチャのババロアを見ながら
私のお尻を触る



気持ち悪い




「おい、そこのジジィ、美優からその汚ぇ手を離せ」



この声聞いたことある…



私は後ろをそっと見る






やっぱり、優雅だ。



おじさんは顔を青ざめながら逃げていった。






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