鎖に縛れたお姫様
「…そうか、でもな?俺らが危ない目にあおうと、
美優が側にいれば そんなの どうでもいいんだ」
「…でもっ、」
「美優、俺を信じろ」
~っ、そんなこと言われたら なにも言い返せないじゃんか…
「何かあったら俺を呼べ、俺がすぐに駆けつけてくる」
「…うん」
「美優、そちらのお方は誰ですか?」
―――ドキッ
この声は…
「あ、昂…」
彼は笑顔で質問してるけど冷たい笑みだ
「美優、俺は質問してるんだ、速く答えろ」
「こ、この方は、私の友達の鈴木優雅です」
すると彼は“そうですか、もう帰るからいきますよ”
帰りたくない…
「はい…」
「美優、また明日な」
優雅は昂をちらっと見て私の顔を見て言う
「また明日ね」