鎖に縛れたお姫様





「美優っ!ちょっと、どこいってたのよ!…心配、したんだからねっ!」



琴乃の目が赤くなる



「ごめんね?」


「美優、私たちも心配したんだよ?」


「…ごめん」



私は皆に頭を下げて謝る


「そう思うんなら星月さん、明後日、一日中働いてもらうからな?」

男子はニヤニヤしながら私に言う




「…明後日?」


「明後日、文化祭があるんだ」


ああ、だから こんなに賑やかなんだ?










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