鎖に縛れたお姫様







――――――
―――――――――…





「~っ…うう…ひっ、…」



どおして…、

どおして神様は私を突き落とすの…



耳を澄ますと


「おい、美優見てないか?!」

「美優ちゃーんっ」

「チッ…どこなんだよっブス…」

「お嬢さーーんっ!」



などの足音や声が聞こえる





ダメだ…



今、あの人達とは会えない…、


会ったら涙がよけいに流れそうだから…。









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