鎖に縛れたお姫様










―――2時間前



優雅達の教室へ向かっている途中、私は昂に呼び出された


…真っ暗



「美優、面白い話があるんだ」



昂の面白い話と言えば絶対嫌なことだ…






そんなことは わかっていた

わかっていたけど…



「婚約の日が決まった」


その一言で何かが崩れ落ちた




そんな私の動揺に気づいたソイツは喉の奥でクックと笑う。


「ダメだろそんな顔してちゃ。君、俺の嫁だろ?」












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