鎖に縛れたお姫様
男はそう言ってニヤニヤしている
なんだか嫌な予感がする…
「では、星月家の一人娘、美優という女を殺してもらおうかな?」
は?
俺達は呆然としているなか男は話続ける
「あいつらの苦しい表情を見てみたいからな」
「そ、それだけは…、あそこの財閥家には、いろいろとお世話になってますし…」
父の声が掠れてる
始めてだ…、父がこんな顔をするなんて…
「ああ?じゃあ貴方の会社が倒産してもいいと言うんですね?」
「………、は、い」
倒産、まじかよ…。
たったワインをこぼしただけで倒産なんてありえねぇだろ…
すると男と目が合い“君、俺はいつでも待ってるよ”と言う