鎖に縛れたお姫様





はぁ、はぁ…


コンビニについて待っていたら
あの時の龍斗という可愛い男の子が“またあったね”と言う



走ったから体が暑い…
冷たいものが食いたい、そう思って龍斗の手を見るとアイスがあるではないか


「そのアイスちょーだい?」


「買いなよ?」


「財布持ってきてないのよ…」


とっさに出てきたから何も持ってきてない



「だめ?」



「う…、そんな顔して言わないでよ」


彼はなぜか顔が赤い


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