鎖に縛れたお姫様





「優雅。高2。先輩」


彼は妙に“先輩”という言葉が大きかった



「…あなたは、何でさっき“俺の女になれ”って言ったんですか?」



「優雅だ」


…は?



「答えになってません」


意味わかんない…


「優雅って言え、そしたら答える」



な…、なにそれ、メチャクチャよ…。



「別にそこまでして知りたくないわ」




別にこの人の居場所をしればいいだけだし
後であの人に電話しないと…



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