最悪な学校生活

みんなと別れた後理事長室に向かった。

コンコン
「お兄ちゃん、入るよ?」

中に入ると私の自慢のお兄ちゃんがいる。

「おぉ、美華来たんか。」

お兄ちゃんは私の唯一の家族。
関西の伝説のヤンキーで、今も恐れられている。
あの事件の後、昔住んでたこの街へ呼んでくれた。

「ねぇお兄ちゃん、私sevenにいていいのかな?」

そう聞くと、困ったように笑って言った

「あいつらはええ奴らやで?
あの時みたいにはならへんと思う…
やから、信じて話してみぃ?」

「うん…それじゃあバイバイ。」

それだけ言って部屋を出た。





"信じて話してみぃ"かぁ…
あの事件だけは、話しておこうかなぁ…



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