ワケあり彼女。

俺はめちゃくちゃ焦って携帯を探す。


なんだって今鳴るんだ!

てか部室に置いてきたはずなんだけど…


とにかく…どこだ!?


あ゛―!!!!!



♪ 愛と勇気だけが友達さ~


なんとも虚しい歌に俺は体全体をビクッとさせた。
ついに始まった。


ア○パソマソtimeだ…。


悔やんでも仕方がない。
ここで俺の着うたフル←がなぜア○パソマソがなんて話したってスペースのムダだ。

も…もしや!
恐る恐る背中に手を回すと携帯が張り付いていた!


こりゃ絶対に深倉じゃねぇか!
ガサツにガムテープで張り付いていた。

少し肩が触れた位でいつもセクハラって言って来るやつがあんなスキンシップは有り得ないんだ!


取りあえず携帯を受ける。どうせ深倉か?

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