晴れときどき曇り

私は、顔が真っ赤になりながらトイレに逃げた。

するとトイレに菅野美緒[かんのみお]いた。

「あっー。うららじゃん。本当に桜嬢高校に入学してたんだ。」

私のお父さんの妹の娘、いとこの美緒だ。

美緒とは小さい頃から一緒に遊んでいて、私の親友と言ったら美緒ぐらいだ。

「美緒~。久ぶり。何組?」

「1ーAだよ。あの科野くんって子と一緒がよかったな~。うらら一緒のクラスなんでしょ。」

「えっ…美緒、科野くんの事好きなの?」

「だって、めーーちゃイケメンじゃん!!」

「………そう!!?…………ただのナルシストにしか見えないけど…」

思ってもないことを言っちゃった…

すると…
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