君がいるから
その後、2人で学校を辞めていろんなところに行った。
けど、祈梨には何も見えてなかった。
祈梨の目はだんだん見えなくなっていた。
イジメにあいすぎて、目にも支障がでた。
「ねぇ、遥叶。どこ?」
「大丈夫、そばにいるよ。」
そんな言葉を言いながら祈梨の手をギュッとにぎった。



祈梨は目を治すために入院した。
それからはよく、電話をした。
『もしもし?はる、もう少しで遥叶が見えるようになるよ。』
「あぁ。今から向かうよ。待ってて。」
『うん、じゃあ、また後でね。』
「祈梨?」
『ん?どうかした?』
「…いーや、会ってから言うよ。」




それから、俺らは会うことはなかった。
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