不良の恋路
喧嘩

・・・・神流。。。


あの頃の神流ではなかった。。

俺の知ってる神流はもうここにはいなかった。


「・・・・あの。
・・・かっくん。
・・私ね、昔のかっくん覚えてないんだ。
でも、かっくんのこと忘れたことなかったよ」


あぁ。
こいつは何を言っているんだ。


どうしてこんなにも。
なんでこんなにも。



好きだったのか。


思い出せない。

俺は神流を覚えて居たんだ。
神流は昔の俺を覚えて居ないんだ。




─────プルルッ


電話?俺たちの携帯じゃない



「・・・・はっ?
・・・今、なんつった?」



「・・・小鳥、血祭りの始まりだよ」


あぁ、周りにいる人たちはなにを言っているんだ。
状況把握が出来ない。

みんな部屋から足音を立てて外に出ていった。

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