君とずっと…

「聡のお母さん
ホント料理上手いよね。
うらやましいなぁ…」


「そうか?
よくわかんないや。」


「奈美も聡のお母さん見習って
頑張ろっかな☆」


「まぁ頑張れっ!
俺が食ってやるから。
腹壊そうがどうなろうが。(笑)」


「何よそれー。
聡っていっつもそう」


私が言ってる途中に
突然キスされた。
聡って突然すぎっ!


少しすると唇が離れて
私はそのまま
ベッドに押し倒された。


「ちょっ…!聡?」


「俺さぁ、
もう我慢できねぇ。
いい?」


「いいも何も
奈美初めてだし…
恥ずかしいよ…」


聡から目をそらしながら
そう言うと


「大丈夫。優しくするから。
奈美、愛してる。」


「奈美も聡のこと
愛してるよ。」


自分で自分が
恥ずかしくなった。


自分が自分じゃないようで…





私たちはその夜
初めて一つになった。


好きな人と一つになるって
こんなにもうれしくて
こんなにも幸せな気持ちに
なれるんだね。


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