君とずっと…

私は思いきって
話しかけた。


「あ、あの〜。」


彼はこっちを向いた。


「あぁ、ごめん。
いきなり引っ張って!
でもこうでもしないと
女子たちがどこか
行ってくれないし。」


少し笑いながら
そう言った。


「なんで私?」


「えっ?あぁ。
ぼーっとして
俺のこと見てたから。
朝も見てたっしょ!?」


「つい…。(笑)
ばれてたんだ。
ごめんなさい。」


朝のことを
思い出したら
恥ずかしくなってきた。


「気にしなくていいし。
あっ!さっき彼女とか
嘘ついてごめん。」


「ううん。大丈夫。」


少し心が痛んだ。


< 11 / 124 >

この作品をシェア

pagetop