君とずっと…
準備を終えて
私は公園へと向かった。
あっ、いたいた。
待たせちゃったかな?
まぁいっか。(笑)
「お待たせー!
急にどうしたの?」
私は聞いてみた。
「別になんでもないけど。」
「何それー!?」
「っていうのは嘘で、
これ、誕生日プレゼント。誕生日おめでとう!」
健吾はかわいいラッピングが
ほどこされた小さな箱を
私に渡してきた。
「あ、ありがと。
別に誕生日プレゼントなんて
そんな、気使わなくても
いいのに!」
今まで誕生日プレゼントなんて
くれたこともなかったのに。
私はちょっと
疑問に思った。
「いいから、
もらっとけ!
いらないなら
返してもらおっかな。(笑)」
「あー!
ありがたくもらいます!」
と、急に健吾が
真剣な顔をした。
な…に?