君とずっと…
私は聡の元へ
駆け寄っていった。


「聡!何の連絡もなしに
どうしたの?」


「おぅ、奈美!
待ったんだぞー。
ってか奈美こそなんで
家にいないわけ?」


「あぁ、ちょっと用事。
ごめんね。」


健吾に呼び出された
なんて言えない。


「そっか。
奈美、目つぶって!」


「えっ?わかった。」


私は不思議に思いながら
ゆっくり目をとじた。

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