君とずっと…
会計を済ませて
座る場所を探していた。


「なかなかないね…」


見渡してしたけど
私の身長じゃ
遠くまで見ることはできない。


「あっ!あそこの奥
あいてるんじゃね?」


「ホント?
じゃあ早く行こっ!
席取られちゃう。」


私たちは小走りで
あいている席へ向かった。


「よかったぁ♪
あいてなかったら
どうしようかと思ったよ。」


「それにしても
すんげぇ人だな。
ありえねぇよ。」


「さすが今注目のお店!
ってか早く食べよっ☆」


「「いただきまーす!」」

「おいしーいっ!
こんなチョココロネ
生まれて初めて!!」


「このメロンパンも
うますぎっ!!」


私今幸せです。


生きててよかった、
このパン屋にこれて
よかった!(笑)


大げさかもしれないけど
それほどおいしいの。


「メロンパンいいなー。」

さりげなく私が言うと、


「ほらっ。
一口だけだぞー!」


「ありがと!
あっ、じゃあ
聡も一口どーぞ♪」


私たちはお互い
一口ずつ食べた。


パンだけじゃない
幸せを感じることができた。


好きな人と
一緒に食べるから
こんなにもおいしくて
こんなにも幸せなのかな?


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