君とずっと…

「よーしっ、
最後はケーキだぁ！
聡どっち食べる？」


チーズケーキと
ティラミスがあった。


「奈美から選んでいいよ。
俺どっちでもいいし！」


「ホントに！？
ありがとう♪
じゃあ奈美はティラミスで。」


「さ、早く食べて
宿題終わらせようゼ！」


「そうだねっ。」


ティラミスおいしい！
ほっぺた落ちちゃうよ…


チーズケーキも
おいしそうだなー。


「食う？」


「えっ？」


「奈美さっきから
こっち見て食べたそうに
してたからさ。」


「…いいの？」


「おぅ！」


「一口だけちょうだい！」


「ほれっ！」


聡はそう言って
自分のフォークで
ケーキをすくい、
私の口へと持ってきた。


私はちょっと
恥ずかしかったけど
パクっと口に入れた。


「おいしいー！」


「ホントうまそうに
食うよなー。
まぁ、そこもまた
かわいいんだけど。」


かわいいって言われて
照れる私。