姫×姫
「何その声。」

笑い出す女の子。

「ご…ごめん」
「まぁいいや。じゃあ行こっ。」

私の腕を引っ張る女の子。

「は?ど…どこに?」
「もう!聞いてなかったの?」
「う…うん。」

女の子は首を左右に振って「はぁー。」とため息をつく。

「何て言ったの?」

「説明はあとあと!さぁ行こっ。」

この子一体誰?
てか引っ張らないでよ!
痛いんだけど。

「姫ちゃん早く。」

「えっ?」

何で私の名前…知ってるの?




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