君は私のすべて
闇に差した一筋の光

孤独な毎日

今日も生きれるかな。


そんな思いで手を伸ばしたのは一欠片のパン。


味も何もしない腐りかけのパンは、私の心をも侵食した。


ママとパパは私が小さい頃車に轢かれて亡くなった。


兄弟はいないから、今は叔母さんと二人で住んでいる。

だけど叔母さんは私のことが嫌いみたいで、機嫌が悪いといつも私を殴るの。痛いけど、これ以上嫌われたくないから我慢している。

服だって食べ物だって生きれる分しかくれない。

だから、人よりも痩せているし毎日薄汚れた服を着ている。

そんな私を学校の子たちは変な子って言っていじめてきた。

だけど学校には毎日通っている。家にいると叔母さんが怒るから。

高校のお金は出してくれている。それぐらい、私に家にいて欲しくないのだろう。




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