君は私のすべて
「…ねぇ」


「なんだ?」

不意に話しかけてきた優愛。


「…私、どうすればいいの?」

何を言うかと思えば…。

「さっき俺と暮らすっつたじゃん」


「そうじゃなくて…」

言いづらそうに首を横に振る優愛。


「…お金。きっともう叔母さんからもらえない」


…なんだよ。そんな事気にしてたのかよ。
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