君は私のすべて
「別にお前一人の生活費も払えないぐらい金に困ってねぇよ」

自分の財布を摘みながらそう言うと、


「だけど…あなたの親からの仕送りで生活させてもらうなんて…」


「は!?」

優愛の、勘違いも甚だしい発言思わず大きな声を出すと、

「…え?」

すっとぼけた声が返ってきた。

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