～恋の瞬間～

早めに出たのに達哉君は、もう着いてた。


「ごっごめんね。待たせちゃった？」


「全然大丈夫！」


とりあえず歩いてみたけど、何を話していいやら。


「実奈ちゃんの私服初めて見た。」


「いつも制服だもんね。それに４人でしか会った事ないから変な感じがする。」


「だよね。嫌だった？」


「全然そんな事ないよ！さっ誘ってくれて嬉しかったよ？」


「マジで？」


なんか達哉君の顔が赤くなってる。


マズイ事でも言っちゃったかな？