姫の笑顔
以前から考えていた考えを行動に移す事にした。
俺は扉の前に立ち、ノックをして「ユウキです。」と言うと中から「入れ」と言われ「失礼します。」と言ってから部屋に入った。
「どうした?」そう聞かれた。
「実は…」と前置きして、目の前にいる団長に話し始めた。
「そうか。…ミリヤにその気があるなら父上たちにも俺が仲介して話す。」と団長が言った。
「申し訳ありませんが陛下方には自分から話し、筋を通したいと考えています。ですから、」続きを言おうとしたら
「ユウキならそう言うと思ってた。分かった。父上と話せる時間、だな。」と団長は言った。
「ありがとうございます。」そう言うと俺は団長の部屋から出た。