姫の笑顔
次にはミリヤの部屋に向かった。ノックをして
「ユウキです。」(まだ恋人関係なのは公表してないから周りの目が有りそうな所では敬語。関係を知っている団長ではミリヤ相手だと言葉が崩れる事もあるが。)
「はい。」と聞こえ部屋に入るとミリヤは勉強の手を休め、扉が閉まると
「どうしたの、ユウキ?」と首を傾げて言った。
………カワイイ…。じゃなくて!!自分で自分をつっこんでからミリヤに
「実はミリヤに話したいことがあって、俺宛に見合いの話しが出たんだ。」えっ…とミリヤの目が見開く。
「まだ、話しは終わって無いから、な?で、俺は見合いを断った。」目をパチクリして話を聞くミリヤ。
「ここからが本題何だが…俺は将来を過ごしたい相手はミリヤ、君なんだ。だから、これを受け取って貰えないか?」そう言って俺は自分の耳から片方だけピアスを外し、ミリヤの前に出した。
「えっ…」そう言ってミリヤは少し固まって、ポロポロと泣き出した。
それからかなりの涙声だったが、
「これから宜しくお願いします。」と言って、ミリヤはピアスを受け取ってくれた。