姫の笑顔
ー翌日、sideユウキー
俺は、中庭で剣術の稽古をしていた。
何故、中庭なのかは姫様に何かあった場合に直ぐに動けて姫様の所に行ける場所だから。
回りの音に気を配りながら稽古を積む。
すると、カツ…カツとヒールが鳴りながら近付いてる。…気配も駄々漏れ。姫様だ。
俺は稽古を一旦止め、姫様に振り向いて
「おはようございます。」と声を掛けた。
「おはようございます、ユウキさん。…朝稽古ですか?」そう問われ
「はい。自主連も兼ねていますが。」と言うと
「そうですか。頑張って下さい。」と言った。
「所で…姫様、何故こちらに?」と言うと
「目が覚めてしまって。お散歩です。」と言っていたが、目の下にクマがある…寝れていないのだろうか?…団長に報告しとくか。
「姫様、私がお供致します。」と言うが、
「いえ、ユウキさんはお稽古中ですのにご迷惑では?」と言うが
「いえ、私の最優先することは姫様の護衛です。ですので、お気になさらずに。」と言うと、