姫の笑顔

ー翌日。sideユウキー

近衛騎士2本線以上のメンバーでお披露目会の警備についてミーティングをしていた。因みに

2本線……隊長クラス

3本線……副団長

4本線……団長

となる。…17で隊長クラスは団長以来らしい。
俺はホープとか呼ばれてるけど興味は薄いし、逆に肩書きで人を見る奴等が居るからウンザリしている。…団長と副団長は年齢とか取っ払って見てくれるから信頼している。

……ん?何か、聞こえる。…ピアノの音?優しく、心安らぐ音色だ。

「ユウキ、聞いてるか?」進行していた副団長に言われ

「申し訳ありません。」と言うと団長が

「珍しいな。…どうした?」と言われたので

「はい、ピアノの音色が聞こえるので」と言うとこの場に居るメンバーが耳を澄ましてる。

「…聞こえる。ピアノ部屋だな…」と団長が言った。すっと立ち上って…?

「ピアノを弾けるのは城内では母上だけだ。だが、これは母上の音色じゃない。後は…一人だけ。」そう言うと部屋を出た。

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