姫の笑顔
わたしがお姫さま?!
ウソ~!
混乱してなにも言えないと、王妃様が
「混乱しているのね?…詳しく話すから領事館へ来てもらえないかしら?」と言われてわたしは領事館へ向かった。
ー領事館の一室ー
わたしはソファーに座り、向かい側に座る王様と王妃様の話を聞いていた。
でも、信じられなくて動揺していると王様が
「〝M〟とあるペンダントを身に着けていないか?…それとキミの血液型はnull。そうだろう?」…!!なぜそれを…nullタイプ。特殊な血液型で世界中には同じタイプは滅多にいない。
「はい。わたしの血液型はnullです。〝M〟というペンダントを所持しています。」そう言うと国王様は
「nullは私たちもそうなんだ。…そしてペンダントは…今身に着けているなら貸してご覧?」そう言われて、ペンダントを外し、国王様に渡すと
「これは特注品でね?太陽の光を一点に当てると…文字が浮き上がるんだ。」本当だ…ローマ字で〝シルフィディア〟そう彫られていた。