姫の笑顔
ーsideミリヤー
わたしはずっと部屋に籠ってた。
ソファーに座って膝を抱え込んでる。
暫くすると足音が聞こえてドアをノックすると
「俺だ。このままで良いから少し話さないか?」…お兄さま。
「いえ、大丈夫です。今日の公務はちゃんとするので、」人が怖い。 今は一人にして。
「話しだけだ。…顔は見なくて良い。」イヤ…
怖い…体が震えてきた。
「ちゃんと話しをしよう、な?」一人にして…
なんだろう。
だんだん苦しくなって、意識が…途切れそう。
「~~~~!!」廊下で何か言ってる。
「~~!!」短く言った後、ドアが蹴破られた。
もうムリ───助けて、ユウキ。