姫の笑顔

「あぁ、そうしてくれ。…だが、学院の授業でそれがあるんだ。学院側には伝えて置くが、カバーを頼む。」と団長に言われ

「分かりました。」そう答えた。

そんな会話から1時間経つと、姫様が目を覚まされた。

執事との顔合わせは一応実現するが二人きりにしないで欲しい。と言われ、了承してから顔合わせが始まった。

「レイス・バルトと申します。姫様。先日のご無礼、お許し下さい。」と執事…レイスが言った。

「…分かりました。」そう姫様は言うけど、指先は震えてる。…これ以上レイスがいるのは姫様にとって、悪い事しかならない。

「下がってくれ。追々必要事項は連絡する」と姫様の異変に気付いた団長はレイスに言い、

「畏まりました。失礼します」と言いレイスは下がった。

「姫様。お水です。」と姫様に水差しに入れた水を渡すと姫様は一口だけ飲まれた。

「お夕飯の時間まで休ませて貰っても大丈夫ですか?」姫様が言い団長が

「分かった。ゆっくりお休み」と声を掛け、俺に『部屋を出るぞ』と目配せをして俺も団長と部屋を出た。
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